Plugbotは、道路橋の損傷画像から所見・健全性診断区分の推定・推定根拠・第三者リスクをAIエージェントが文章化し、点検者の判定を支援するサービスです。スマートフォン単体で運用でき、限られた予算と人員のなかで5年に1回の全数近接目視を担う自治体を支援します。
経験差で生じる判定区分のばらつきを、AIによる客観的解析と推定根拠の文章化で低減。経験の浅い点検者の判定業務をAI解析で支援します。
スマートフォン単体で利用可能。専用カメラや大規模システムを必要とせず、予算・人材に制約のある自治体でも導入しやすい設計です。管理画面はPCにも対応。
AIは判定を置き換えるのではなく、所見・推定根拠を文章化して点検者の判断を支援。最終判定は技術者が行うことで、AIのハルシネーション懸念に応えます。
全国約73万橋の道路橋。老朽化の加速・判定品質のばらつき・技術者不足が同時に進行しています。
全国約73万橋のうち、現在約42%が建設後50年を経過。10年後の2035年には約65%へ達します。そのうち約67万橋は地方公共団体が管理しており、橋梁全体の9割超を占めます。
地方公共団体が管理する橋梁の約9%が早期措置段階と診断されています。点検品質は「知識と技能を有する者」に依存すると国土交通省も明記しており、技術者の力量差が診断結果のばらつきにつながっています。
道路法施行規則に基づき、2014年から5年に1回の近接目視点検が義務化。熟練技術者の高齢化による人材不足と、従来点検に伴う高いコストが、現場の大きな負担となっています。
Plugbotは、現場で撮影した道路橋の損傷画像をAIエージェントが解析し、点検要領に沿った所見・健全度区分(I〜IV)・推定根拠・第三者リスクを文章化して提示します。
自治体の独自要領を、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術※で大規模言語モデルに統合。汎用LLMだけでは届かない、独自容量を知識としてカバーします。
対話形式で画像と状況を送信し、必要に応じて追加情報を伝えることで、より精密な判定支援を受けられます。専用機材は不要で、手持ちのスマートフォンのみで撮影・送信が完結します。
画像1枚に対し、AIは以下の4要素を必ずワンセットで文章化します。技術者が判定根拠を確認・修正できることを前提に設計しています。
画像から読み取れる損傷の種類・位置・規模・周辺状況の客観的に記述。「判別困難」「推定に留まる」など信頼度も併記します。
所見をもとに、健全度区分 I〜IV の可能性を提示。「IIの可能性が高い」「IIまたはIIIの可能性」など、断定ではなく推定として返します。
その区分を推定した理由を、点検要領の判定要素と照合して文章化。技術者が判断を裏付ける材料として活用できます。
橋梁の桁下の利用状況などから、コンクリート片や腐食片の落下による第三者への被害リスクをAIが文章化します。
国土交通省の道路橋定期点検要領で定められた4つの健全性診断区分に沿って、AIが推定根拠とあわせて区分を提示します。
※ 最終的な判定は専門技術者の総合的判断によります。Plugbotは判定の支援を目的としたサービスです。 出典:国土交通省「道路橋定期点検要領」ほか関連公表資料
画像解析・RAG連携・対話型インターフェース・管理機能の4つの要素で構成されています。
マルチモーダル大規模言語モデル(LLM)が、スマートフォンで撮影した画像から損傷の種類・規模・周辺状況を解析し、所見・判定区分・推定根拠・第三者リスクを文章化します。
LLMに学習されていない自治体の独自要領を、RAG技術で大規模言語モデルに統合可能。固有領域の判定精度を高めることができます。※要領によっては対応できない場合がございます。
チャット形式で画像と状況メッセージを送信し、追加質問により解析を深化させられます。1回の判定で完結せず、対話の中で精度を高める設計です。
位置情報の自動取得、複数損傷の一覧表示、Map表示、CSV出力、画像ダウンロードに対応。既存の点検記録システムや報告書フォーマットへの取り込みが容易です。
撮影から結果取得まで、人とAIの協働による7ステップで完結します。AIは判定を肩代わりするのではなく、所見と推定根拠を文章化して点検者の判断を支援。最終的な所見・健全性診断は技術者・道路管理者の確認を前提としています。
現場での目視確認により損傷箇所を特定します。
スマートフォンで損傷箇所を撮影します。
スマホから画像とコメントをシステムでAIに送ります。
マルチモーダルLLMによる自動解析を行います。
RAG連携で要領適合を確認します(RAG連携時のみ)。
所見・判定区分推定・推定根拠・第三者リスクを文章化します。
ユーザーに結果を表示。技術者が最終判定を行います。
スマートフォンで撮影した1枚の損傷画像から、Plugbotが(1)所見・(2)判定区分推定・(3)推定根拠・(4)第三者リスクの4要素を文章化します。以下は実際のサンプル出力です。
コンクリート部材側面に、複数のひび割れが広範囲に確認できる。主として鉛直方向のひび割れに加え、斜め方向・分岐ひび割れも見られ、局所的に交差している。上縁部からの浸水または漏水を示唆する変色・汚れ筋があり、一部でひび割れに沿った滲出跡が認められる。画像上、剥離・剥落、鉄筋露出は明瞭ではない。ひび割れ幅・深さ・内部進展は画像のみでは推定に留まる。
健全性の診断区分は、IIまたはIIIの可能性がある。直ちに緊急措置を要する著しい変状とまでは画像上断定できないため、 IVの可能性は低い と考えられる。一方で、ひび割れが広範囲に分布し、漏水の影響も示唆されるため、 変状の進行状況によってはIIIの可能性がある 。
広範囲に連続したひび割れが確認され、単発の軽微な表面ひび割れより進行した状態が疑われる。また、汚れ筋・変色から水分作用の継続が示唆され、内部劣化進行の誘因となる可能性がある。ただし、画像では剥離・剥落、断面欠損、鉄筋露出等の重大な外観変状は明瞭でないため、 III以上を断定する材料は限定的 である。
現時点で明瞭な剥落片は確認できないが、広範囲のひび割れと水分作用の継続により、今後 うき、剥離、剥落 に進展する可能性がある。橋梁下または近接部に道路、歩道等の第三者利用空間がある前提では、 コンクリート片落下による第三者被害リスクに留意が必要 である。
鋼部材下面に塗膜のはく離がまとまって認められ、周辺に塗膜割れを伴っている。露出した下地は赤さび様の色調を呈しており、防食機能の低下が生じている可能性がある。損傷は局部的に集中しているように見えるが、画像のみでは範囲、腐食深さ、板厚減少の有無は推定にとどまる。
健全性の診断区分はIIまたはIIIの可能性がある。局部的な塗膜劣化および腐食の可能性が高い一方、画像上では著しい断面欠損、変形、破断までは確認できないため、IVの可能性は高くないと推定される。
画像では、塗膜の連続的なはく離と赤さび様の下地露出が確認でき、鋼部材の防食機能低下を示唆する。一方で、道路橋定期点検要領上でより重い判定につながる著しい腐食進行、断面欠損、変形等を直接示す所見は、画像からは確認できない。このため、局部補修や経過監視を要する状態である可能性はあるものの、緊急措置を直ちに要する状態とまでは画像上断定できないため、IIまたはIIIの推定とした。
塗膜片の剥落 による第三者被害の可能性がある。また、防食機能低下により腐食が進行した場合、将来的に 錆片等の落下 が生じる可能性がある。橋梁下または近接部に道路、歩道等の第三者利用空間が存在する前提では、 落下物リスクに留意が必要 である。
複数の損傷の解析結果を、橋・部材単位の判定単位で一覧表示。総合的な健全度の診断や、報告書の取りまとめを支援します。
※ AI出力は参考情報であり、最終的な所見・健全性診断は技術者・道路管理者の確認を前提としています。 ※ 上記サンプルは2026年5月時点のPlugbotプロトタイプの出力例です。実装版で表現・形式が変わる可能性があります。
スマートフォン単体で、所見・健全性判定の推定までを一気通貫で支援する点が、Plugbotの特徴です。
現状は個別損傷の判定支援(Phase 1)に注力しています。今後、橋全体の総合評価・既存システム連携へと段階的に機能を拡張していきます。
1損傷ずつ画像解析を行い、所見・判定区分・推定根拠・第三者リスクを提示します。点検者が画像単位で判定根拠を確認できる状態を作ります。
複数の損傷の判定結果を統合し、橋全体・部材単位の健全性診断区分を推定します。
現場で利用される各種点検システムや記録表・報告書フォーマットとの連携機能を提供します。
公共調達における信頼性を担保するため、Plugbotは新技術情報提供システム(NETIS)への申請を行っています。
国土交通省が定める健全度区分 I〜IV の判定区分に沿った判定支援を行います。
具体的な仕様・運用体制については、問い合わせフォームよりお気軽に問い合わせください。
点検画像や位置情報など、お預かりするデータを安全に取り扱うため、Plugbotを提供するサムテックは国際規格に基づく情報セキュリティマネジメント体制を構築し、第三者認証を取得しています。
国際規格に基づく情報セキュリティ体制
ISO/IEC 27001(ISMS)に準拠し、情報の機密性・完全性・可用性を継続的に管理する体制を構築・運用しています。
点検データの適切な取扱い
点検画像・位置情報などお預かりするデータは、アクセス制御と適切な運用ルールのもとで管理します。
クラウド基盤での安定運用
堅牢なクラウド基盤上でサービスを運用し、可用性とセキュリティの確保に努めています。
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自治体の皆さまから多くいただくご質問をまとめました。
Plugbotの橋梁点検AIは、自治体・企業団体様向けに 無料で実証検証を実施いただけます。
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