2026年5月 NETIS(新技術情報提供システム)申請

橋梁点検の判定品質と
業務効率を、AIが支える。

Plugbotは、道路橋の損傷画像から所見・健全性診断区分の推定・推定根拠・第三者リスクをAIエージェントが文章化し、点検者の判定を支援するサービスです。スマートフォン単体で運用でき、限られた予算と人員のなかで5年に1回の全数近接目視を担う自治体を支援します。

国土交通省 道路橋定期点検要領準拠
専用機材不要・スマートフォン単体で運用
解析結果サンプル

Plugbotが提供する3つの価値

01

判定品質の平準化

経験差で生じる判定区分のばらつきを、AIによる客観的解析と推定根拠の文章化で低減。経験の浅い点検者の判定業務をAI解析で支援します。

02

高価な機材は不要

スマートフォン単体で利用可能。専用カメラや大規模システムを必要とせず、予算・人材に制約のある自治体でも導入しやすい設計です。管理画面はPCにも対応。

03

人とAIの協働

AIは判定を置き換えるのではなく、所見・推定根拠を文章化して点検者の判断を支援。最終判定は技術者が行うことで、AIのハルシネーション懸念に応えます。

SECTION 01

道路橋点検が直面する3重苦

全国約73万橋の道路橋。老朽化の加速・判定品質のばらつき・技術者不足が同時に進行しています。

65%
2035年に建設後50年超に達する道路橋の割合

老朽化の急加速

全国約73万橋のうち、現在約42%が建設後50年を経過。10年後の2035年には約65%へ達します。そのうち約67万橋は地方公共団体が管理しており、橋梁全体の9割超を占めます。

出典:国土交通省「道路メンテナンス年報」ほか関連公表資料 URL:https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/yobohozen_maint_index.html
9%
都道府県・政令市等管理橋における判定区分IIIの割合

診断品質のばらつき

地方公共団体が管理する橋梁の約9%が早期措置段階と診断されています。点検品質は「知識と技能を有する者」に依存すると国土交通省も明記しており、技術者の力量差が診断結果のばらつきにつながっています。

出典:国土交通省「道路橋定期点検要領 運用の手引き」ほか関連公表資料 URL:https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/yobohozen.html
5年
義務化された全数近接目視の点検サイクル

技術者不足と点検負荷

道路法施行規則に基づき、2014年から5年に1回の近接目視点検が義務化。熟練技術者の高齢化による人材不足と、従来点検に伴う高いコストが、現場の大きな負担となっています。

出典:道路法施行規則・国土交通省「道路橋定期点検要領」ほか関連公表資料 URL:https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/yobohozen.html
SECTION 02

画像解析を軸に、損傷判定を
文章化して支援するAIエージェント

Plugbotは、現場で撮影した道路橋の損傷画像をAIエージェントが解析し、点検要領に沿った所見健全度区分(I〜IV)推定根拠・第三者リスクを文章化して提示します。

自治体の独自要領を、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術で大規模言語モデルに統合。汎用LLMだけでは届かない、独自容量を知識としてカバーします。

対話形式で画像と状況を送信し、必要に応じて追加情報を伝えることで、より精密な判定支援を受けられます。専用機材は不要で、手持ちのスマートフォンのみで撮影・送信が完結します。

RAG:AIに外部から知識を与える技術
損傷画像
スマホで撮影
Plugbot
マルチモーダルLLM
AIによる自動画像解析
根拠
結果生成
所見・判定区分推定等
結果返却
ユーザーに表示

解析結果は4つの要素で構成

画像1枚に対し、AIは以下の4要素を必ずワンセットで文章化します。技術者が判定根拠を確認・修正できることを前提に設計しています。

OUTPUT 1

所見

画像から読み取れる損傷の種類・位置・規模・周辺状況の客観的に記述。「判別困難」「推定に留まる」など信頼度も併記します。

OUTPUT 2

判定区分推定

所見をもとに、健全度区分 I〜IV の可能性を提示。「IIの可能性が高い」「IIまたはIIIの可能性」など、断定ではなく推定として返します。

OUTPUT 3

推定根拠

その区分を推定した理由を、点検要領の判定要素と照合して文章化。技術者が判断を裏付ける材料として活用できます。

OUTPUT 4

第三者リスク

橋梁の桁下の利用状況などから、コンクリート片や腐食片の落下による第三者への被害リスクをAIが文章化します。

SECTION 03

健全性診断区分I〜IV の判定支援

国土交通省の道路橋定期点検要領で定められた4つの健全性診断区分に沿って、AIが推定根拠とあわせて区分を提示します。

区分
健全性
説明
I
健全
構造物の機能に支障が生じていない状態。
II
予防保全段階
機能支障は生じていないが、予防保全の観点から措置が望ましい状態。
III
早期措置段階
機能支障の可能性があり、早期に措置を講ずべき状態。
IV
緊急措置段階
機能支障または可能性が著しく高く、緊急措置を必要とする状態。

※ 最終的な判定は専門技術者の総合的判断によります。Plugbotは判定の支援を目的としたサービスです。
出典:国土交通省「道路橋定期点検要領」ほか関連公表資料

SECTION 04

サービスの構成要素

画像解析・RAG連携・対話型インターフェース・管理機能の4つの要素で構成されています。

01

画像解析エンジン

マルチモーダル大規模言語モデル(LLM)が、スマートフォンで撮影した画像から損傷の種類・規模・周辺状況を解析し、所見・判定区分・推定根拠・第三者リスクを文章化します。

マルチモーダルLLM JPG / PNG 対応
02

RAG連携

LLMに学習されていない自治体の独自要領を、RAG技術で大規模言語モデルに統合可能。固有領域の判定精度を高めることができます。
※要領によっては対応できない場合がございます。

点検要領 準拠 自治体独自要領
03

対話型インターフェース

チャット形式で画像と状況メッセージを送信し、追加質問により解析を深化させられます。1回の判定で完結せず、対話の中で精度を高める設計です。

チャットUI 追加質問対応
04

管理機能

位置情報の自動取得、複数損傷の一覧表示、Map表示、CSV出力、画像ダウンロードに対応。既存の点検記録システムや報告書フォーマットへの取り込みが容易です。

位置情報 複数損傷一覧 Map表示 CSV出力 画像DL
SECTION 05

1 回の損傷判定は、7 ステップで完結

撮影から結果取得まで、人とAIの協働による7ステップで完結します。AIは判定を肩代わりするのではなく、所見と推定根拠を文章化して点検者の判断を支援。最終的な所見・健全性診断は技術者・道路管理者の確認を前提としています。

人の作業(3ステップ)
AIの作業(4ステップ)
HUMAN
01

損傷を発見

現場での目視確認により損傷箇所を特定します。

HUMAN
02

撮影

スマートフォンで損傷箇所を撮影します。

HUMAN
03

AIに送る

スマホから画像とコメントをシステムでAIに送ります。

AI
04

画像解析

マルチモーダルLLMによる自動解析を行います。

AI
05

統合評価

RAG連携で要領適合を確認します(RAG連携時のみ)。

AI
06

結果生成

所見・判定区分推定・推定根拠・第三者リスクを文章化します。

AI
07

結果返却

ユーザーに結果を表示。技術者が最終判定を行います。

SECTION 06

解析結果サンプル

スマートフォンで撮影した1枚の損傷画像から、Plugbotが(1)所見・(2)判定区分推定・(3)推定根拠・(4)第三者リスクの4要素を文章化します。以下は実際のサンプル出力です。

解析結果サンプル1
コンクリートのひび割れ
部材側面に、広範囲のひび割れ
II / III
(1) 所見

コンクリート部材側面に、複数のひび割れが広範囲に確認できる。主として鉛直方向のひび割れに加え、斜め方向・分岐ひび割れも見られ、局所的に交差している。上縁部からの浸水または漏水を示唆する変色・汚れ筋があり、一部でひび割れに沿った滲出跡が認められる。画像上、剥離・剥落、鉄筋露出は明瞭ではない。ひび割れ幅・深さ・内部進展は画像のみでは推定に留まる。

(2) 判定区分推定

健全性の診断区分は、IIまたはIIIの可能性がある。直ちに緊急措置を要する著しい変状とまでは画像上断定できないため、 IVの可能性は低い と考えられる。一方で、ひび割れが広範囲に分布し、漏水の影響も示唆されるため、 変状の進行状況によってはIIIの可能性がある 。

(3) 推定根拠

広範囲に連続したひび割れが確認され、単発の軽微な表面ひび割れより進行した状態が疑われる。また、汚れ筋・変色から水分作用の継続が示唆され、内部劣化進行の誘因となる可能性がある。ただし、画像では剥離・剥落、断面欠損、鉄筋露出等の重大な外観変状は明瞭でないため、 III以上を断定する材料は限定的 である。

(4) 第三者リスク

現時点で明瞭な剥落片は確認できないが、広範囲のひび割れと水分作用の継続により、今後 うき、剥離、剥落 に進展する可能性がある。橋梁下または近接部に道路、歩道等の第三者利用空間がある前提では、 コンクリート片落下による第三者被害リスクに留意が必要 である。

解析結果サンプル2
鋼部材の塗膜はく離・腐食
下面に集中するはく離と赤さび
II / III
(1) 所見

鋼部材下面に塗膜のはく離がまとまって認められ、周辺に塗膜割れを伴っている。露出した下地は赤さび様の色調を呈しており、防食機能の低下が生じている可能性がある。損傷は局部的に集中しているように見えるが、画像のみでは範囲、腐食深さ、板厚減少の有無は推定にとどまる。

(2) 判定区分推定

健全性の診断区分はIIまたはIIIの可能性がある。局部的な塗膜劣化および腐食の可能性が高い一方、画像上では著しい断面欠損、変形、破断までは確認できないため、IVの可能性は高くないと推定される。

(3) 推定根拠

画像では、塗膜の連続的なはく離と赤さび様の下地露出が確認でき、鋼部材の防食機能低下を示唆する。一方で、道路橋定期点検要領上でより重い判定につながる著しい腐食進行、断面欠損、変形等を直接示す所見は、画像からは確認できない。このため、局部補修や経過監視を要する状態である可能性はあるものの、緊急措置を直ちに要する状態とまでは画像上断定できないため、IIまたはIIIの推定とした。

(4) 第三者リスク

塗膜片の剥落 による第三者被害の可能性がある。また、防食機能低下により腐食が進行した場合、将来的に 錆片等の落下 が生じる可能性がある。橋梁下または近接部に道路、歩道等の第三者利用空間が存在する前提では、 落下物リスクに留意が必要 である。

損傷解析一覧(画面イメージ③)

橋・部材単位で損傷一覧を表示し、
総合的な健全度判断を支援

複数の損傷の解析結果を、橋・部材単位の判定単位で一覧表示。総合的な健全度の診断や、報告書の取りまとめを支援します。

  • Map表示で損傷箇所を地図上で確認
  • CSV出力で他システム連携・帳票化
  • 画像ダウンロードで報告書添付
Map表示
CSV出力
画像DL
損傷一覧画面の機能

※ AI出力は参考情報であり、最終的な所見・健全性診断は技術者・道路管理者の確認を前提としています。
※ 上記サンプルは2026年5月時点のPlugbotプロトタイプの出力例です。実装版で表現・形式が変わる可能性があります。

SECTION 07

既存手法・既存AIとの比較

スマートフォン単体で、所見・健全性判定の推定までを一気通貫で支援する点が、Plugbotの特徴です。

既存との比較表
SECTION 08

個別損傷判定から、橋全体評価・
システム連携へ段階的に拡張

現状は個別損傷の判定支援(Phase 1)に注力しています。今後、橋全体の総合評価・既存システム連携へと段階的に機能を拡張していきます。

PHASE 1
現在
個別損傷の判定

1損傷ずつ画像解析を行い、所見・判定区分・推定根拠・第三者リスクを提示します。点検者が画像単位で判定根拠を確認できる状態を作ります。

PHASE 2
近期
橋全体の総合評価

複数の損傷の判定結果を統合し、橋全体・部材単位の健全性診断区分を推定します。

PHASE 3
中長期
既存システム連携

現場で利用される各種点検システムや記録表・報告書フォーマットとの連携機能を提供します。

SECTION 09

公的基準への準拠と NETIS 申請

公共調達における信頼性を担保するため、Plugbotは新技術情報提供システム(NETIS)への申請を行っています。

NETIS APPLIED
新技術情報提供システム
申請済
国土交通省 NETIS
2026年5月、Plugbotを国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に申請しました。採択後はNETIS番号を本ページにて公開予定です。
  • 道路橋定期点検要領準拠

    国土交通省が定める健全度区分 I〜IV の判定区分に沿った判定支援を行います。

  • セキュリティ・個人情報の取扱い

    具体的な仕様・運用体制については、問い合わせフォームよりお気軽に問い合わせください。

SECTION 10

セキュリティ・情報管理体制

点検画像や位置情報など、お預かりするデータを安全に取り扱うため、Plugbotを提供するサムテックは国際規格に基づく情報セキュリティマネジメント体制を構築し、第三者認証を取得しています。

ISOロゴ
ISO/IEC 27001:2022 認証取得
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)
認証番号: GIJP-2087-IC
認証機関: G-CERTi SYSTEM SERVICE(IAS認定 MSCB-113)
  • 国際規格に基づく情報セキュリティ体制

    ISO/IEC 27001(ISMS)に準拠し、情報の機密性・完全性・可用性を継続的に管理する体制を構築・運用しています。

  • 点検データの適切な取扱い

    点検画像・位置情報などお預かりするデータは、アクセス制御と適切な運用ルールのもとで管理します。

  • クラウド基盤での安定運用

    堅牢なクラウド基盤上でサービスを運用し、可用性とセキュリティの確保に努めています。

SECTION 11

よくあるご質問

自治体の皆さまから多くいただくご質問をまとめました。

Q AIの判定結果はそのまま正式な点検結果として使えますか?
いいえ。Plugbotは判定の支援を目的としたサービスです。AIが出力する所見・判定区分・推定根拠は、あくまで参考情報として位置づけており、最終的な所見・健全性診断は技術者・道路管理者の確認を前提としています。Plugbotは判定根拠の文章化を通じて、その意思決定を支援します。
Q 専用のカメラや特殊な機材は必要ですか?
不要です。手持ちのスマートフォンで撮影した画像をそのまま送信・解析できます。複数損傷の一覧管理や Map 表示などの管理画面は、PC からの操作にも対応しています。
Q どのような損傷種別に対応していますか?
コンクリート部材:ひび割れ、うき、剥離・鉄筋露出、漏水・遊離石灰
鋼部材:腐食(錆汁)、亀裂、ゆるみ・脱落、防食機能の劣化 対応範囲の詳細については、別途問い合わせください。
Q 橋梁全体の総合評価はできますか?
現状(PHASE 1)は個別損傷の判定支援に注力しています。複数損傷の結果を統合した橋全体の総合評価は、PHASE 2 にて対応予定です。複数損傷の一覧表示・Map表示・CSV出力は現在ご利用いただけます。
Q 自治体独自の点検要領にも対応できますか?
はい。国土交通省の点検要領・損傷程度の評価基準に加え、自治体ごとの独自要領を RAG 技術を使って参照することも可能です。具体的な要領の取り込みについては、別途お打ち合わせのうえご提案いたします。
※要領によっては対応できない場合がございます。
Q 導入費用や料金体系を教えてください。
自治体さまの利用規模・対象橋梁数に応じたサブスクリプション型を想定しています。具体的なお見積りは、問い合わせフォームよりご相談ください。
SECTION 12

橋梁点検AIの実証検証について

Plugbotの橋梁点検AIは、自治体・企業団体様向けに
無料で実証検証を実施いただけます。

※実施期間や受入可能な企業団体数には限りがあります

実証検証をご希望の企業・団体様へ

橋梁点検AIの実証検証を実施したい(または興味がある)企業・団体様は、
問い合わせフォームより「実証検証・相談」を選択してご連絡ください。

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